タイのハーフマラソン「バンセン21」との提携を発表しました!
「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」は、タイ・バンセン市のハーフマラソン「バンセン21」との提携を発表しました。12月16日(土)にバンセン市内で開かれた大会前日イベントでは、ぎふ清流の実行委員会がブースを出展し、魅力をPRしました。同日にあった記者発表では、バンセン21のレースディレクター、ラット・ジロワニチャコーンさんや、ぎふ清流ハーフマラソン実行委の常任委員を務める岐阜県の堀寛臣地域スポーツ課長が登壇しました。記念としてバンセン21のキャラクターと、岐阜県のキャラクター「ミナモ」のぬいぐるみを交換しました。
「バンセン21」(Bangsaen21)は2015年からタイ・バンセン市で開かれており、ハーフマラソンとして初めてワールドアスレティックス(世界陸連/WA)のラベリング制度で最上位のプラチナラベルを取得しています。同じくWAからゴールドラベル認定を受けるぎふ清流ハーフマラソンは、アジア・オセアニア地域の高レベルなハーフマラソン同士でマラソン文化の発展を促し、ランナー派遣などを通して大会の相互PR等を図ります。2024年4月27日(土)に提携書を交わす予定です。
ジロワニチャコーンさんのコメント
2018年、バンセン21が名誉ある国際陸上競技連盟(IAAF)ブロンズラベルに認定されたとき、アジアを代表するハーフマラソン大会に対する好奇心から、日本・岐阜で開催されているゴールドラベル大会の存在を知りました。当初、私の岐阜に関する知識は限られており、名古屋からわずか30分の距離にあるということだけでした。しかし、マラソン大国である日本の豊かな伝統と歴史を学ぶうちに、私の興味は深まっていきました。
理解の転機となったのは、2000年のシドニーオリンピックの映像を見た時でした。日本人選手がマラソン競技で日本初のオリンピック金メダルを獲得したのを目の当たりにしたのです。驚くべきことに、その選手は1998年のバンコク・アジア大会で驚異的な記録を樹立したのと同じ選手で、後にぎふ清流ハーフマラソンの創始者であることを知ることになる高橋尚子さんでした。
この発見が、ぎふ清流ハーフマラソン組織委員会との極めて重要な出会いへとつながり、両大会・両都市のパートナーシップについて話し合う機会を得ました。私たちが共通して抱くビジョンは、大会振興、知識の交換、両国・両都市間の文化的・友好的な結びつきの促進など、相互利益を中心に置くものです。
今後の重要なステップとして、バンセンのトゥイ市長とともに、2024年4月に岐阜を訪問します。そして、パートナーシップ協定の調印とぎふ清流ハーフマラソン2024への出場を行う予定です。また、同大会出場の機会を30名のタイ人ランナーにも提供し、この豊かな文化体験に参加してもらう計画もしており、わくわくしています。このパートナーシップは、単なる2大会間のコラボレーション以上のものです。マラソン精神と高い質へのこだわりという、共通のコミットメントによって結ばれた2つの文化の架け橋の象徴なのです。