「Runner」でフィニッシュを後押しします
2024年4月の高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソンでは、ロックバンド「爆風スランプ」のサンプラザ中野くん、パッパラー河合さんがゴール近くで「走る走る、俺たち」と力強く歌い、ランナーのフィニッシュを後押しします。
河合さんは08年ごろからフルマラソンに挑戦し、15年間で60回も出場しました。ベストタイムは5時間45分。中野くんもオーストラリア・ゴールドコーストマラソンを7時間半で完走したことがあります。ぎふ清流ハーフマラソンには11年の第1回から出演。走るロックバンドが「Runner」(1988年)を歌い、ランナーを鼓舞します。
河合さんが年4回のペースでフルマラソンに出場するのは「ライブを続けるため」。「細胞が生き生きするのを感じ」ながら、月100キロを目標に毎日のように練習しています。
「Runner」は爆風スランプの脱退メンバーを激励するために中野くんが作詞しました。中野くんは「もともとの意図とは違いますが、日本でも有名な応援歌となりました。(ランナーが)より輝くようにと願って歌っています」。河合さんも「全力のエネルギーをこの楽曲に注ぎ込むのが自分の使命」。歌う人、聴く人の思いが込められ、特別な曲に変わっています。
中野くんがぎふ清流ハーフマラソンのテーマソング「We Love RUNNER」を作詞、作曲し、10年を迎えます。4月28日正午過ぎから、岐阜メモリアルセンターゴール付近で開くミニライブで、これら数曲を披露します。
爆風スランプはデビュー前から、東海地方に通っています。名古屋・大須のライブハウス「ell.FITS ALL」については「地元バンドと思われるくらい、頻繁に呼んでいただきました」(中野くん)。「アマチュア時代、22歳ごろからお世話になっています。超貧乏でしたが楽しい思い出しかない。今もよく行きます」(河合さん)。バラエティ・音楽番組「5時SATマガジン」(1981-93年、中京テレビ)に出演する姿を覚えている人もいるかもしれません。
中野くんは阪神タイガースファンですが、ドラゴンズの根尾昂選手のピッチャー転向が気になります。柏レイソルサポーターの河合さんは、2023年、名古屋グランパスに移籍したデンマーク元代表について「(キャスパー・)ユンカー…恐ろしい子! あんなにクールにすっと得点する。恐ろしい存在です」。走るのも、観戦も大好きです。
ぎふ清流ハーフマラソンについては「高橋尚子さんにお招きいただき、とても名誉」と喜んでいます。「近年、ハーフマラソンの地位がぐんぐん上がっている」と感じる中野くん。河合さんは「ぎふ清流ハーフマラソンは健康的で、楽しさが先に来る大会。じゃあ、達成感が少ないのか? そんなことはないんですよ。私はあのぎふ清流を走ったんだ!って充実感がある」。ハーフとしては国内唯一のWAゴールドラベルを得ています。
大会に向け、中野くんは「けがなく、楽しくゴールを目指しましょう。ゴール後、ライブを見に来てください」、河合さんは「皆さんに会えるのがウレシイです。みんな健康に過ごしてきたってコトですからね。24年大会もブワ~ッといきましょう!」とメッセージを寄せてくれました。24年は爆風スランプのデビュー40周年。記念の音楽活動も増えそうです。